離婚Q&A 離別と死別の違い

Q: 私は、夫の親族と不仲であったため、離婚を考えていました。ところが、先般、夫が病気で亡くなりました。これを機に、夫の親族との関係を断ちたいと思っています。法律上、配偶者と死別した場合は姻族との親族関係は消滅するのでしょうか？

A: 何もしないでおくと、姻族関係は消滅しません。ただし、姻族関係終了の届出により姻族関係を終了させることは可能です。姻族関係が終了すると、親族関係も終了することになります。
　なお、姓を婚姻前の姓に戻すためには、別途、復氏届を提出する必要があります。

　離婚の場合、当然に姻族関係は終了します（民法728条1項）。また、姓も、特別な届出をしなければ婚姻前の姓に戻ります。

　このように、死別と離別とでは、戸籍や親族関係の扱いが異なります。

　ほりい綜合法律事務所のホームページは、コラム記事を含め、すべて弁護士堀井雄三が自ら執筆しています。わかりにくい点、至らない点がありましたら、何卒ご容赦願います。
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　紹介している事例は周知の判例等を素材としたフィクションであり、現実の出来事とは関係ありません。当事務所で扱った事案内容は、依頼者から明確に承諾を得た場合を除き、公表しておりません。

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